YOU&ME International School Bangladesh

 NPO法人YOU&MEファミリー

『YOU&MEを訪ねて』H.K.さん(2015冬ツアー参加)

      2016/07/04

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2015年12月31日,YOU&MEを訪問した。 私は、アジア、特にヒマラヤ山脈周辺のチベット仏教圏(ネパール、ブータン、北インド)やシルクロードを旅して写真を撮っている。といってもプロではなく、本業は中学校の教師をしている。 そんな私が初めてバングラデシュ旅行を思いたった。FBで情報を流すと玉木先生のことを紹介してくれた教員仲間ががいた。「元同僚の人が、仕事を辞めて、バングラデシュで学校を作った」と。YOU&MEのHPを見た。「仕事を辞めてアジアで写真を撮ってプー太郎をしたい」という妄想を抱いている私は、すぐに玉木先生にメールで連絡を取った。さすが、行動力のある玉木先生。話がとんとん拍子に進み学校訪問と2月から始まる写真展への協力が決まった。ついでにYOU&MEでの私の「授業」も…。 当日、10時前にYOU&MEに到着すると、先生方から厚い歓迎を受けた。校庭に出て、写真を撮り始めると、すぐに私はたくさんの子どもたちに取り囲まれた。「One photo please!」と写真をねだる。次から次へと。キラキラした瞳で! 初めて会うのにすぐにこの状態。私は秘かに嬉しい悲鳴をあげた。 そんな子どもたちも、先生が一声かけるとすぐに整列。午前中の予定の「歯科検診」が始まった。ダッカの医学生たちがボランティアで学校をまわっているとのこと。口を開けて先生に見てもらう。あまり経験したこともないのかもしれない。検診を受けて泣き止まない女の子もいた。これも草の根の活動の一つなのだろう。 検診が終わると、多くの子どもたちは帰って行った。授業のあるのは通常午前中のみ。翌日の夜にあるイベントで、子どもたちがダンスを踊る。出演する子たちが居残りの練習を始めた。私たちがおいしいベンガル料理をいただいている間も、何曲もメンバーが替わって4時間近く踊り続けていた。ダンス専門の先生から熱心に教わっていた。楽しそうに練習していたが、一番熱かったのはダンスの先生だった。 この日の最後は私の「授業」。私は理科の教師をしているが、玉木先生は「こっちではなかなか理科の実験ができない」とおっしゃっていた。授業、実験と言えるものではなかったが、簡単にできる工作として「ジャイロリング」を一人一人が作って飛ばした。遠くへ飛ばせた子はチェキをプレゼント。先生からアドバイスをいただき、低学年と高学年で分けて競うことにした。ジャイロリング作りも説明はしたのだが、何人も玉木先生や私が代わりに作ることになった。飛ばし方もコツがいるが、高学年の子はけっこう遠くまで飛ばしていた。商品のチェキは、とても喜んでくれた。全員にあげられたらよかったのだが…。 You&Meでもそうだったが、どこへ行っても、大人も子どももフレンドリーで、優しい。写真も進んで撮らせてくれる人が多い。写真好きだ。私が「ありがとう」と言う前に、向こうから「Thank you.」言ってくる。 バングラデシュは初めてだった。しかし、なぜか、初めて来たとは思えない気がした。それがバングラデシュの魅力の一つなのかもしれない。

 - スタディーツアー参加者の声

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